特に梨

趣味と偏見が垂れ流されたもの

(白き鋼鉄のXネタバレあり感想)アキュラという男

白き鋼鉄のXが届いたのでその日に半日ほどかけてクリアしました。(ボスラッシュでの真の雷霆ver2を真ボスとして見た場合)

ストーリーは前々作と前作のガンヴォルトシリーズをかなり前提としており

・ミチルとは?

・雷霆とは?(特にラスボスは無印真√が前提)

・サイバーディーヴァとは?  etc...

などぶっちゃけいうとイクスがシリーズ初プレイではかなりポカンな状態だと思います(というかこれだけやってもよくわからないことがあまりに多いのでオコワでブワーッと情報開示されたりそもそも続編きそう)

前作まではボス達がGVやアキュラと渡り合う力を得るため行う変身の意味も今作では語られません

再戦でボスが喋らずバックグラウンドもやんわり一回目の戦闘時に語られるだけなので前作同様キャラが濃い分少し寂しさを感じます(この辺ライブノベル機能がない分の文量差をものすごく感じて賛否が分かれる)

 

しかしそれを踏まえてもボーナスアイテムによるクードスシステムの敷居調整やOD時効果によるクードス維持の奥深さに加え爪とは違い弱点武器をロロが教えてくれる親切設計やボスが完全にアキュラ用に調整されているため攻撃パターンがよりわかりやすく遊びやすくなっている点など様々な部分で初めてで既存のプレイヤーでも楽しくのめり込める仕様になっていると感じました

 

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ここから本題ですが僕の感想は

一言で「やってくれましたね」です

 

結論言うと今作はシリーズの外伝ではなくある種の続編だったので

ちぐはぐだったのは世界ではなくアキュラくんの存在そのものでした

 

前作までガンヴォルト(GV)はシアンを、アキュラ君はミチルを救うためサイバーディーヴァ(謡精)の力を巡り戦いを繰り広げ、

シアンが持つ謡精の能力がそれ自体の大元であるミチルに還元する形でシアンとミチルは融合し、どちらでもない少女”ミチル”として生まれかわった結果、

「平和の中で大切な人(シアン)(ミチル)に生きてほしい」

という二人の少年が少女達に願ってやまなかった願いを「争いの渦中でしか生きられない自分達が去ることで”ミチル”は平和な世界に生きられる」という形でかなえられてしまう

ここまでが前作のエンディングで、僕はこの解釈を得たときすれ違う二人が最愛の人のもとから離れそれぞれの道へ進む姿を見て静かに涙を流しました

 

そして待ちに待った今作では

 

そのミチルがメトロイドマザーブレインにされていました。

 

バタフライエフェクトを探す→ミチル復活のためのアイテムではなく今作はバタフライエフェクト=能力者洗脳生体コンピュータと化したミチルを殺す=救うための戦いであり、

「毎回ボスは皆殺しでメインヒロイン成仏させるような血も涙もないシリーズだからまただれかひどい目に遭うな!ギャハハ!」と構えていても

さすがにアキュラクンコロシテ...や アリガトウ...とラーゼフォンのアヤトクンめいた電飾アートのトラウマできたのは予想できませんでした(ここの演出がボスラッシュでもそのままでメチャクチャつらかった)

 

 

しかし記憶をなくしているはずのミチルがアキュラクンと電飾アートしていたので時系列としては爪の真√分岐前、ミチルが死んだ場合の話なのかなとも思います(唯一の希望)

 

そしてもう一つの明かされた真実として

「Xのアキュラくんはサイボーグに身体を改造しており100年以上戦いを続けている」

(前作の時点で身体能力もう人間じゃなかったとか言わない)

100年以上未来の話なので誰も生きていませんし

the out of gunvolt = GVすらもう生きてはいない世界の話

なんですよね

(前作でコーヒー飲んでるぐらいの人間アピールをしていたことから外見が14才のままなこともあり爪の少なくとも数年以内にはX世界のロボアキュラになることが確定した、つらい。)

 

これらから

最愛の妹=生きる目的を失い、人の身体をも捨てかつて自ら忌み嫌う能力者のように醜く変わり果ててもミチルを”””救い”””コハク達今を生きる人間を守り抜く白き鋼鉄

がイクスと呼ばれるアキュラの正体だったという事実を知り付属のCDを聞きながら歌詞の意味を知ったことで静かに涙を流しました。

 

他にも

・能力者のブレイドさんを明確に自分の意思でとどめは刺さなかった

・殺意を持って能力者と敵対していない(私怨で罵倒しない)

・「もはや人でもない悪意」として雷霆のみを”バケモノ”と呼んだ

 

ことから今作のアキュラは爪の真ED後の価値観が成長したアキュラくんである可能性が大で、これは本当にパラレルワールドなのか?という疑問が生じるほどにかつてともに戦った神園アキュラそのものでした

(機能不全寸前でも助けにきたコハクの身を案じる誰このイケメンなアキュラくん)

 

真実もわからず闇雲に能力者を殺すかつての歪な白い悪魔の姿はなく他者を思い最愛のミチルを失っても明確な悪意と戦い続け仲間に支えられる白き鋼鉄となった男の姿だけがそこにありました

 

 

実質劇場版ガンヴォルトトリロジー ー白き鋼鉄のイクスーでしたが内容的にもシステム面でもプレイできて良かったなって思える作品だったので例によってDLCでも待ちながらスコアアタックして行こうと思います(ブラスターマスターゼロ2のDLCもまだなんですが...)

 

 

 

 

 

 

ボクらの太陽

ボクらの太陽を先日クリアしたってだけの話です

知ってる方はご存知だと思いますがこのゲームのシステムは太陽光が根幹となっており夜はもちろんのこと曇りですらまともにプレイできませんので一晩かけて徹夜でクリア‼︎なんてのはコナミとお天道様が許しちゃくれません

必死でした。毎日早朝に起き上がりプレイしました。お昼もやりました。日が沈む前に急いで帰ったのに太陽光が弱すぎてイベントやり直しになったりしました。
このゲームは駆け抜けるように進めていけるのがストレスフリーでとてもいいところだと思います

パズル要素もあるのですが小学生向けとは思えない異様なやりごたえを見せる辺りシリーズとして続くに足る片鱗が見えています(最後にあたるDSボクタイ、僕は名作だと思ってます。夜でもやれるんですから)

ストーリーは設定の多さや重厚さの割にかなり淡白です。でもこのぐらいがちょうどいいんでしょうね妄想も捗って

続・新もいずれプレイしようと思ってるんですが今から冬なんですよね…